かた想い三年

一期一会を大切に

サイバーエージェントを退職しました

私事ですが、本日7月31日をもって、5年4ヶ月勤務した株式会社サイバーエージェントを退職しました。

集合写真から退職者である私を切り抜いた写真。手には花を持っており、ピースをしている。

入社まで

大学を1年休学し、新卒で入社したサイバーエージェント。就職先を決めるときはたくさん悩んでしまい、内定をいただいた会社の人事のみなさまに迷惑をかけてしまいました。

会社選びで自分が何を大切にしているのかよく考えました。おもしろいと思っていて今関わりたいサービスがあること、多種多様な事業をやっていて何かあれば異動ができキャリアの柔軟性があるかどうかを考え、サイバーエージェントを選びました。

入社してから

2020年4月、コロナ禍の真っただ中にAndroidアプリエンジニアとして入社しました。しばらくはリモートワークが続き、新卒同士の交流もZoomが中心。ようやく出社できるようになったとき、Slackで日々やりとりしていた同期や先輩社員と初めて顔を合わせ、不思議な感覚を覚えたのをよく覚えています。

Androidアプリエンジニアとして

本配属前のジョブローテーションでマッチングアプリタップル」、LDH所属アーティストの動画・MV視聴サービス「CL」、動画配信の「ABEMA」を経て、CLへ配属されることになりました。CLに2年ほど携わったあと、ABEMAへ異動します。

タップルではコロナ禍でお互い顔を見ながら安心して話すことのできるビデオチャット機能、CLでは動画の多言語字幕対応と、ABEMAではワールドカップに関連した機能開発といった、その時々で重要で機能開発に携わることができたのはとてもよい経験になりました。

CLでは正式リリース間もない時期に入ったためこれから伸びていく時期、ABEMAではワールドカップ放映で注目度が高まる中オフィスで試合観戦(監視業務)をするなど、節目節目のシーンに居ることができました。

入社から3年間、Androidアプリエンジニアとしてアプリ開発していましたが、うまく成果を出せない時期が続き次の部署へ異動することになります。当時の事情でAndroidアプリエンジニアとしてではなく、インフラエンジニアとして技術領域を変え再出発することになります。

インフラエンジニアとして

サイバーエージェントにあるプライベートクラウド基盤を運用している「CIU(CyberAgent group Infrastructure Unit)」という組織に異動することになりました。アプリエンジニアから異動するのは組織にとってもはじめてのことで、とても気にかけてくださったのを覚えています。

仮想化基盤を触ったり、はたまたデータセンターに入館することもあり、面白い経験ができました。アプリエンジニアのキャリアを活かし、プライベートクラウドの上で運用されているGitHub ActionsのSelf-hosted runnerでアプリをビルドする技術面のサポートや調査といった業務を行い、開発者体験に関わる仕事ができました。AI・機械学習基盤のフロントエンド開発をしたりと、インフラエンジニアの領域を飛び出しさまざまな領域でチャレンジしてきました。

しかしながら、アプリエンジニアからジョブチェンジするのは思ったようにうまくいかず、再び異動先を探すことになります。

初めてのFlutterでアプリエンジニア再び

ちょうどFlutterアプリ開発をする新組織ができるという話があり、昨年新設された組織「INTECH」に立ち上げたばかりのタイミングで異動します。

INTECHは、さまざまな業界のアプリの企画や開発ディレクションを手掛けるDX事業の、外部のパートナー企業が担っていたアプリ開発を内製化するためのエンジニア組織です。

ゼロからCI/CDの整備や開発環境の整備、リファクタリングを進めてきました。

また、今まで自社サービス開発ばかりしていた自分が、クライアント企業に対しアプリ開発を通じて支援するというのは、サイバーエージェント社内にとっても珍しい部署でそこに立ち上げ時期からいられたのは幸運でありとても貴重な経験ができました。

ちなみにFlutterの限界はまだまだ来なそうです。これは皮肉ではなく実際の業務経験に基づく意見です。

転職を決意

入社して以来、同期のエンジニアがどんどん頭角を表していくなかでなかなか開花することができませんでした。最後の部署であるINTECHでは、立ち上げ時期から1年弱、最初期のメンバーとして組織風土がない中で文化を作りあげ、DX事業のメンバーとともにクライアント企業のアプリ品質を高める活動を行ってきました。地道に積み重ねてきた取り組みが認められはじめ、それが自信につながりました。様々な部署を渡り歩いた自分にとってこの部署がおそらく最後だろう、最後だと思ってやり切ろうと思い全力で取り組みました。

最後にいた部署で関わっていたDX事業のあるDXコンサルティング本部は、サイバーエージェントの祖業であるインターネット広告事業本部の下にあり、2020年にエンジニアとして入社した自分が最も遠いと思っていた部署のお仕事ができるのは会社を渡り歩いた感じがしてとても感慨深いです。

あと1年くらいはいてから転職先を探そうかと思っていましたが、もっと早いタイミングでお誘いをいただき転職活動を始めることになりました。

おわりに

新卒で入社した会社を辞め、初めて転職する先は株式会社IVRyという電話のAI対話システムサービスを提供するスタートアップです。Flutterアプリエンジニアとして、引き続き社会に影響を与えるより良いプロダクトづくりを続けていきます。

最後に、苦しみながらもさまざまな領域でチャレンジする機会を与えてくれたサイバーエージェントと、異動のたびにサポートしていただいた人事のみなさま、うまくいかない私に対して厳しくも温かくまっすぐ向き合っていただいたトレーナーや上長のみなさま、さまざまな相談に乗ってくれた同期の仲間たち、感謝しても感謝しきれません。

また、業務外でも遊んでくれたり話してくれたみなさまのおかげで、仕事がうまくいっていないときでも息抜きすることができました。お金の話題を話すチャンネル #we_love_金 の初期メンバーとしてチャンネルを立ち上げたところ、今では1000人以上参加しているチャンネルにまで成長していて、まだまだ参加者が増え続けています。

大学卒業後最初に入社した会社で、自社サービス開発とクライアント企業のサービス開発を両方経験することができたのはエンジニア人生でとてもよいことだと思います。

サイバーエージェントという会社は良くも悪くもいつも話題になりますが、いつまでも業界の中心で楽しいプロダクトを作りつづけていってほしいです。5年4ヶ月の間、本当にありがとうございました。

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