かた想い三年

一期一会を大切に

iOS 11で使えなくなるアプリを見て懐かしい気持ちになった

iOS 11から32bitアプリが対応しなくなる。ゲーム系だったりさまざまな理由によってApp Storeから配信されなくなったアプリはアンインストールせずiPhoneにそのまま入れていた。ここにリストされているアプリはまったく起動していなかったのだけど、もう使えなくなることを考えると寂しくなった。せっかくだから追悼の気持ちを込めて紹介していく。

アプリ一覧

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気に入ってたアプリ2つ

ユメミ〜ル

トンガルマンと博報堂DYメディアパートナーズが開発。もう配信されていない。今回使えなくなるアプリの中では一番好きだな〜。ちゃんと説明したいので公式サイトからアプリの説明を引用する。

トンガルマン開発アプリ │ ユメミ~ル

「ユメミ~ル」は見たい夢を見せてくれるかもしれない、エンターテインメントアプリです。

操作はカンタン。寝る前にアプリで見たいユメを選び、起きる時間を指定するだけ。あとは枕元に置いておけば、あなたの眠りの浅いレム睡眠時をスマホが検知して、選んだユメにちなんだ音声を再生します。

例えば「告白されるユメfor men」を選ぶと、かわいい女性が「好きになっちゃった・・」とささやく声が、レム睡眠状態にあるあなたの耳に届きます。その音にちなんだ夢が見られるかどうかは朝起きたときのお楽しみです。

最後にアプリ使っておくか…と思ったけどiOS 10では起動してもクラッシュして使えなかった。残念。「告白されるユメfor men」と「合格するユメ」はよく見てた。果たして見てたのか?

youtu.be

アリスの不思議なティーパーティ

ポッピンゲームズジャパンが開発。もう配信されていない。ゲームについては以下の記事が詳しい。

antibayesian.hateblo.jp

これはとにかくかわいいアプリで、当時は癒やしてくれていたに違いない。久しぶりに起動してみたらけっこうやり尽くしてた。このアプリのすごいところは、すでにサーバとは通信ができないにもかかわらず、オフラインでかなり遊べること。友達リストみたいなのを表示しようとするとローディングで固まったりするけどね。動いてるのは本当にすごい。

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続編が出ているらしい。

そのほか動かなくなるアプリたち

駅順たっち

まだApp Storeで配信されてる。アプリの名のとおり、たくさん駅名が出てくるので駅順のとおりタップしていくやつ。

駅順たっち

駅順たっち

  • ASS Ltd.
  • ゲーム
  • ¥120

インド式計算ファイト

まだApp Storeで配信されてる。アプリ名のとおり、このアプリを使うとインド式の計算をマスターできる。 

インド式計算ファイト

インド式計算ファイト

  • Junichiro Kozuma
  • 教育
  • ¥360

Tweet NowPlaying

まだApp Storeで配信されてる。再生中の曲の曲やアルバム名、アーティストをツイートできる。同じようなアプリはたくさんありそう。

TTR Europe

もう配信されていない。 Ticket to Rideというボードゲームがアプリになったものだ。自分はアプリから入ったけど、ボードゲームも機会があればやってみたい。

このアプリはヨーロッパマップだけでとっくに配信されなくなってたけど、Ticket to Rideのアプリ自体はまだあるっぽい。

Ticket to Ride

Ticket to Ride

  • Asmodee Digital
  • ゲーム
  • ¥600

ElectroTrains

まだApp Storeで配信されてる。どんどん列車が来るので決められた場所に誘導するためポイントを変えたりして頑張るやつだった。

ElectroTrains

ElectroTrains

  • Robin Edwards
  • ゲーム
  • ¥120

Monopoly

続編は出てるのでいいのではという感じ。

モスバーガー

モスバーガーのアプリでメニューとかクーポンを見られるんだけど、App Storeスクリーンショットも結構古いし対応しなくて大丈夫なのかな…。と思って起動したらお知らせ出てて対応中っぽい。

MapFan

もう配信されていない。オフラインで地図が見れるというのがウリだった。土地勘がないところで災害に巻き込まれたら終わるけど、たいてい家か大学か会社にいるので大丈夫なんじゃないかと思ってる。

FlightControl

もう配信されていない。結構有名なゲームだと思う。滑走路が混んでくるけどどんどん飛行機を着陸させるやつだった。

TEN

まだApp Storeで配信されてる。ゲーム。中国語と英語しかないっぽくて、日本語環境だと中国語で出てくるので結構渋い。

お馴染みの”○×ゲーム”を大パニックにアレンジした『Ten』 | HeatApp!

Ten

Ten

  • Sennep
  • ゲーム
  • 無料

生存率0%!

もう配信されていないけど新しいの出てる。ストーリー全部クリアしたわけではないけどわりとやってたと思う。

生存率0%! 地下鉄からの脱出 レビュー 課金率100%! ボルテージからの逃避 | Axel Games |

Galcon

もう配信されていない。惑星を侵略できる。続編あるっぽい。

Galcon: 超名作の惑星侵略ゲーム。App Storeレビューもほぼ5つ星評価。273 | AppBank – iPhone, スマホのたのしみを見つけよう

Galcon 2: Galactic Conquest

Galcon 2: Galactic Conquest

  • Hassey Enterprises, Inc.
  • ゲーム
  • 無料

最後に

中身が薄いエントリ書くなとか言われそうだけど、一人のアプリ開発者としてこれらのアプリに関わっていた皆さんに敬意を持って書いてみました。

ピクシブ株式会社を修了しました

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このたび、アルバイトとして続けてきたピクシブ株式会社を退職することになりました。まさかやめる時が来るなんて、思ってもみませんでした。

itochan.hateblo.jp

ピクシブには、2012年7月から入社し2017年7月まで5年間働いていました。仕事ではAndroidアプリ開発をしていました。アプリのリリースボタンを押したり、開発のみならずASO(アプリストア最適化)やプロモーションについて勉強することもできました。

経験したこと

そして…

  • ピクシブ株式会社におけるアルバイトとしての全課程を修了する

退職の経緯

ピクシブでは5年間アルバイトをしてきました。退職した理由は2つあります。

1つ目の理由。これは今年の冬に他社のインターンに参加したのが影響しています。そこで考えたのは、このままピクシブに居続けてよいのだろうかという思いがありました。そろそろ何社かインターンに行って、他社での開発のやり方や文化を学んでいきたいと感じるようになりました。

それくらい大好きなピクシブですが、居心地がよすぎてこのままだとバイトを続けちゃうので一度自分の可能性を外で試してみようと思いました。今まで自分がやってきたことが、どのくらい外部で評価されるかというのも気になっています。

2つ目の理由。もしかして理由としてはこっちのほうが大きいかもしれません。僕は現在大学3年生ですが、大学生なのも半分以上が過ぎ、大学で過ごす時間はもうあまり残っていません。ここで一度アルバイトをやめてみて、その時間で何か勉強をしてみたり、サークル活動とか、はたまた恋愛活動に専念したり、いろいろがんばってみたいというのが理由です。思いつきでやめちゃったような気がします。やめたくないよピクシブ。本当に大好きだよ。

僕は今、20歳です。社員の皆さんは全員年上の方です。そんな人生の先輩方とお話しているうちに、やりたいことに果敢に挑戦することの重要さを強く感じました。僕は昔から「やらない後悔よりやって後悔する」ように心がけていました。恋愛については結構奥手なのでうまくいってないんですけどね…。

まあそれはさておき、大学に入ってから、というより高校のときからずっとアルバイトを続けているので、アルバイトをしていない状態がないわけです。ずっとバイトを続けています。一度、アルバイトをしていない状況下に置かれてみて、今までの自分と今の自分とこれからの自分を見つめ直してみたいです。

ピクシブをやめる後悔もありますが、やめたときにできるかもしれない経験ができない後悔は経験できないため、やめてから後悔したいのです。

1ヶ月前の6月末に、この大好きなピクシブを一度退職し、残された大学生活で得られるものを最大限得られるよう挑戦する決断をしました。

ピクシブでの思い出

ピクシブではたくさんの思い出があります。

まず、入社のきっかけ。当時は通信制高校に通っていて、学校が週2日しかなかったためそれ以外の日は家でごろごろしていました。でもそれがもったいなくて、この時間で働きたいと思って、中学生のときから知り合っていたたっどさん(id:zonu_exe)に相談したら、ピクシブのエンジニアとの座談会のようなイベントの参加者を募集していることを教えてもらいました。

www.wantedly.com

そのイベントに参加したのですが、大学生しかいませんでした。ピクシブの当時リードエンジニアだったnorioさんと、エディタの話で盛り上がってたらバイトをする流れになっていました。

バイトの面接のとき、僕は当時RailsWebサービスを開発していたのでRailsで何か仕事をやりたいと申し出ました。役員面接では「これからはアプリの時代だ!」と言われ、どんなものかアプリ開発を始めてみることにしました。Androidアプリ開発は初めてだったのですが、次第にアプリ開発にハマっていくことになります。

僕は中学時代不登校で、大して勉強もしていなかったので通信制の高校に通っていました。授業のレベルは優しかったのですが、それでもわからないことがありました。これはとんでもないことなのですが、現CTOであるedvakfさん(id:edvakf)に会社のホワイトボードを使って数学の2次方程式や英語を教えてもらったりしていました。

当時はピクシブでのアルバイトを週に4日ほどしていました。めちゃくちゃ稼いでいました。1年で80万くらい稼いでいて*1、全部消えました。旅行も、行き帰り新幹線で行ったりしてました。めちゃくちゃ反省していて、今は貯金してます。とにかく働いていて、ここで気づいたのです。高校生なんだから、もうちょっと学校行きたいなと。毎日学校に通えるよう、通っていた高校の退学を決め、高校2年の4月から公立高校への転学をすることができました。高校ではやっぱり片想いしてたりいろいろあったんですけど、所属していた組織とは関係がないので割愛します。

高校3年になり、大学入試を控えるようになりました。今の大学にはAO入試で入ったのですが、推薦書をbashさん(id:bash0C7)に書いていただきました。面接に慣れておらず一度は落ちてしまいました。なんとか2回目で受かりました。bashさんは2回目も快く書いてくださりました。AO入試は合格発表まで時間があるので落ちたときの対策として、今までバイトをして貯めていたお金を使って個別指導塾に通っていました。結局模試とかも全然ダメだったのでなんとか大学にはいれてほんとによかったです。

大学に入り、高校生のときよりもバイトに行ける時間が少なくなってしまいました。その分、高校とピクシブにはなかった新しい出会いもありました。これは最近の話なのですが、大学のプログラミングの授業でアシスタントをしていたところ、その履修者の留学生がpixivを知っていたことです。pixivが海外で知られていることを実感しました。世界的ですもんね。ビッグウェーブ来てますよ。

大学に入ってからはあっという間で、授業や研究、サークルの都合でバイトにも行くことができませんでした。ただ、昨年にpixivコミックの大規模プロモーションがあり、テレビCMを打ち出す、社運を賭けたプロジェクトに関わることができたのは貴重な経験でした。5年前から会社を見てきているので、ついにここまで来たかという気持ちで胸が熱くなりました。プロジェクトに少しでも貢献できるよう、週2日フルタイムで出勤できるように授業の履修を調整したのは、僕はピクシブが大好きだからです。

youtu.be

ピクシブは当然のことながら初めてのアルバイトです。高校生のときは社会のこともわからず、失礼なことを言ったりして、不快な思いにさせてしまうこともありました。しかし、ピクシブの皆さんと接することで、次第にコミュニケーションスキルを獲得していくことができました。本当に感謝しています。

ピクシブでは5年間働いていました。今20歳なので人生の4分の1をピクシブで過ごしてきました。4分の1ですよ??すごい。思い出しかない。僕にとってピクシブは人生の一部です。

これはやめた後に気づいたのですが最終出社日、7月26日の前日25日はピクシブの創業日だそうです。ピクシブ株式会社13年目突入のときに、僕は自分を試してみるためにチャレンジをはじめます。もしかしていい話じゃん。

最終出社日のできごと

最終出社日の7月26日は水曜日です。ピクシブでは毎週水曜日に社内でお弁当を食べるランチ会が行われているのですが、いつも通りランチを食べていました。午後の会議に出てそれが終わったあと、サプライズが…。お世話になっていた社員の方たちにプレゼントをいただきました。上から下まで全身きれいにするグッズだそうです。

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そして、最後の仕事を無事に終え、退勤しようとしたところ、突然修了式が始まりました……!代表取締役社長の伊藤さんより修了証書をいただきます。

伊藤 浩樹 - 今日はピクシブで15歳からアルバイトをしてたいとおちゃんの(一旦の)最終出社日でした!... | Facebook

僕は普段猫背気味なのですが、このときばかりはあまりにもいきなりすぎてまれに見る猫背度でした。思い出に残る写真なんだしもうちょっとシュッとしてればよかった。その後、ツーショット記念撮影会が開催され、数人と自撮りしました。

最後の退勤を終え、飲み会に行ったらはじめ4人だったのに人がいっぱい集まってきて10人以上増えた。

0時になる前まで飲んでました。楽しい一日はこれで終わりです。

最後に

ピクシブをやめて社員の方に会える機会が減ってしまうのが寂しくて、退職を決意したときからめちゃくちゃ泣いています。オフィスのビルの1階にコンビニがあるのですが、すぐ高いティッシュを買いにいきました。こんなに泣いているのはおそらく中学生のとき以来で、いろいろあってめちゃくちゃ悲しいことがあったのですがそのときと同じレベルです。そういえば、人生振り返ってみると学校の卒業式はいつも泣いています。まあ今回のは修了式らしいのですが、悲しいことには変わりありません。

ピクシブで正直ここまで暖かいお見送りをしてもらえるなんて、やめてみないとわかりませんでした。アルバイトを続けすぎていて、そろそろ会社に必要とされなくなってきているのでは…と考えることもあって、それがちょっとだけ悩みでした。でも、ここまで退職を祝福してくれるなんて、ピクシブのことがもっと好きになりました。本当に、お世話になりました。伊藤さんは「みんなの家族」と表現していますが、ピクシブ株式会社からは一度離れることになっても、ピクシブのサービスの成長や会社の発展を心の底から応援する、ピクシブのメンバーでいつまでもいたいと思います。

ピクシブでのかけがえのない経験や思い出は一生の宝物です。やらない後悔よりやって後悔する気持ち、今回ばかりは本当につらいのですがこれからも挑戦を続けていきます!!お別れではないので、これからもときどき遊びに行きます!

ピクシブはやめた今でも超大好きで、退職の翌日も会社に行って一緒にランチをしたりしました。というか退職して翌日に会社に行くのは全然やめた気持ちにならないのでおすすめできません。

あとこれはピクシブに5年間いて分かることなんですが、ピクシブのアルバイトはとても自由度が高いです。興味のあるものをやらせてもらえるし、どんどん意見を出して議論に参加することができます。自分が責任を持って開発するという意識がない人には向いていないのかもしれません。しかし、その意識がある人はとても楽しい会社です。大学生、もちろん高校生でもピクシブのアルバイトに興味があるという方がいたら、本当におすすめします。

ピクシブの皆さん、これからもどんどん会社に遊びに行きまくるのでよろしくお願いします!!!

エンジニアの退職エントリに必要な例の画像を貼らないくらい、とても幸せな退職でした。

なお、社内のみなさんはこの退職エントリよりさらに詳しく書いたものをまとめてあるのでそちらもあわせて読んでいただけたら幸いです。

P.S. この5年でめちゃくちゃ太った……。

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画像: pixivで15歳のエンジニアが採用されたッッ!! - Wantedly道場

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*1:7月から12月までのお給料です!

2016年ふりかえり

今年もあと数時間。

できごと

19歳になる

もうすぐ20歳。10代ももう終わってしまう。やり残したことがないように、がんばっていくぞ!

2年生になる

itochan.hateblo.jp

出会いを大切にして最高の今年度にするぞ!

出会いは大切にしていきたい。2年生はまだ3月まであるから、大丈夫、きっとうまくいくさ。

アカペラサークルに入る

4月、アカペラシンガーズK.O.E.に入る。アカペラバンドは組んでないけど、年2回のコンサートには全体曲で出演したりするなど、それっぽい活動してる。あとPAでワイヤレスマイクで遊んだりしてる、それも楽しい。これからどうするかは分からないけど、今を楽しむ。

夏休み

内緒なんだけどいいことあった。大切にするね。あとたくさん夢を見る。

京都旅行

12月29日〜12月31日。大量のウニとバターを食べたり、いつもの忘年会に行ってきた。今年もいろんな人に知り合えてよかった!来年も京都行くぞ!ワッショイ

初詣

2017年の初詣はすてきなひととふたりで行くのが目標。

昨年こんなこと書いたんだけど、2017年もなかったなぁ〜、、

初詣以外にもたくさんできることあるし、どんどんやってこ。

いい思い出をつくる

幸せってなんなのか、今年いろんなことをしてもそれにたどり着けず、答えは見つからなかった。でも、いい思い出ができたらきっと幸せにつながると思ってる。いい思い出、たくさん作りたいな。

まとめ

itochan.hateblo.jp

昨年のやつを今読んでみたけど、あんまりできてなくて、20歳になったらこれらの目標を爆速で達成していきたい。来年はすてきな一年になると。

最後に

来年もよろしくお願いします!

過去のふりかえり記事

2015年とは - 型想い三年
2014年とは - 型想い三年
2013年とは - 型想い三年
2012年とは - 型想い三年

近況

近況です

2年生になった

2年生になった。

昨年4月から一年間大学生やってみて、できることとできないこと、たのしいこともつらいことも、いろいろ味わった。 せっかくだからどうせなら楽しく過ごすぞ〜〜〜!

出会いを大切にして最高の今年度にするぞ!

しあわせ

みんななかよくしていれば それだけでいい
みんなしあわせになって 世界が平和になればいい

いっしょはいいこと たくさんたのしい

いっしょにごはんをたべる ひとりよりもずっとおいしい
いっしょにあるく てくてくあるく
いっしょにあそぶ きっとたのしい

たくさんのいっしょを 共有したい
一生大切な思い出に しておきたい

デートして みんななかよくなる
なかよくなって しあわせになる

みんなみんな いっしょになるために がんばっているんだ
いっしょになるためなら おしゃれだってする
みんなみんな ちょっとでもよく思ってもらおうとする

自分がしあわせなら みんなにしあわせをあげることができる
そんな人に 僕はなりたい

「打ち込む」について考える

大学入って、もうすぐ1年が経とうとして、4月から2年生になる。後輩にやさしくしなきゃね!

今日はまあまあたのしかったけど、家に帰るときから雨が降ってて今も降り続けてる。雨の日はぼーっと考えごとをしてしまって、昼だったら寝るまで落ち着かないし、夜だと考えすぎて寝れなくなる。なんだかなー。

この1年間を振り返ってみて、自分のやってきたことを思い返してみる。多くのできごとがあったけど、果たしてそれでよかった?たのしかったか?しあわせってなんだ?たのしいってなんだ?

この1年間、大学でいろんなことをやったんだけど、大学はすごいぞ。いろんな人との出会いがある。自分とは異なる領域を持った人に出会えるのはなかなか高校やバイト先にはないものだと思った。サークルは面白い。自分が絶対にやらないようなやつ、たとえばテニスやフットサルみたいないかにもな大学のサークルっぽいやつとか。大学入るまであんまり意識してなかったけど、どうもアカペラとかもサークルとして成立するらしい。とてもいいことだ。ぼくが関わってこなかったもの、それをやってたりする人に大学というところは一気に出会わせてくれる。それってすごいことだと思う。

もうすぐ4月になるけど、1年前の4月は新歓があったな〜。自分が興味あったとこしか行かなかった。大学に入ったばかりでサークルもよく知らなくて、こんなにいろんな人と関わるのもわからなかった。あのときもっといろんな新歓に行ってたら違った自分を見つけられたかもしれないよね。仮定で物を語るのはよくないのわかってても、もしあのときって考えるときりがない。本当に最悪。

自分はまだ1年生で就職とかはもうちょっと先の話になってきて、就職活動のことはよくわからないけど、面接はたぶんこんな質問があると思う。

「学生時代に打ち込んだものはなんですか?」

もしこういう質問をされたら、ぼくはなんて答えるのだろう。まだまだ考えることじゃないなとは思いつつも、考えすぎてしまう。本当にこれから先、このまま卒業していいのかな?忙しい研究室に入って、卒論書けばそれでいいの?そりゃ単位取れたり研究して卒論書いたりしたりすれば卒業できるだろうけど、形だけ卒業してもつまんないと思うんだよね。人生の糧になるようなものを得られないと、卒業したということにならないのではないだろうか。勉強したり研究したりすることがすべてじゃないと思うんだよね。

ぼくはいままで、行動が遅いせいでたくさんの失敗をしてきた。何回も後悔した。それって本当に悲しかった。さすがに今となってはまた失敗したくない、次こそはって考えるわけ。で、最近すっごくたくさん考えてることがあるけど、それを行動に移そうと思って、うまくやろうとしてみて、いいところまではいった気がするんだよね。自己評価。だけど、いつもよりペースが早くて、自分でしたことなのにあせる。次はどんな行動をすればいいのかな?って。

4月からの1年間、振り返ってみれば忙しかったと思うし、思い出もたくさんあるし、喜びや悲しみもたくさんある。だけど、今までやってきたことが「打ち込む」に値するかどうかはわからないし、あんまりそうじゃないと思う。夏と秋と冬、要は一年中を通してだけど今入ってるサークルはあんまり「打ち込む」じゃないから打ち込めるようなこと、やりがいを感じること、感動を生むこと、人生にとっていい経験、できるとこないかなと思って、できそうなとこ知って、入ろうかなあって考えたこともある。もう何度もある。何十回とね。そのたびにあそこに入ると忙しいから、バイトをしないと十分に暮らせないからそれって余計楽しくないよとか、そんな理由をつけたりしてこれ以上サークルに入らないできた。

最近考えの変化があった。バイトがあるからサークルに入らないなんてばかばかしい。ぼくが勝手に思ってるだけだけど、バイトより絶対たのしいよ?それにお金なかったら自分だって困るからそのときになったら必死になんとかしようとするし、そういうのいいんじゃないかなと思う。サークルは遊びみたいなもんだと思ってたから、バイトしたほうがいいじゃんって思ってた。遊びじゃなくて、ずっと前から準備して練習して発表したりするとか、全然遊びじゃない。それってすっごくいいと思うよ本当に。気づいたのが遅かったなあ、もう3月になっちゃったじゃん。どうしよっか〜〜〜うーーーん……。

人生は人それぞれ、みんな違った生き方をしていて、みんないっしょなわけない。人に言わせてみればぼくのやっていることは打ち込んでいることとも思われるのかもしれない。だけど、毎日毎日これでいいのかって考えて、悩んで、くよくよする。これでいいのか?行動するなら今しかないんじゃないのか?って思うんだ。だけど、それはとても勇気のいること。普通、やめるのが簡単でやろうとするのが難しいと思うんだけど、今回その逆なんだよね。新しくやるのが難しいけど、やめるのは簡単。気になったサークルに同じ年に入学したみんなと1年遅れで入ってみる。これは大きな挑戦だ。やめるのは一瞬。イメージと違ったりして、嫌になったらやめればいい。そんなんじゃだめ。あの人達は遊びでやってるんじゃない。そんな気持ちで入りたくない。だから、入らないほうがいいじゃんって思う。もうできなくなったことはあきらめつくのが早い。やればできるけどやったら後に引くのが難しいからやらないことはすごくあきらめが悪い。

たぶんあきらめがつくまでこのまましばらくあのサークルへの幻想は続くんじゃないかな。友達もたくさんいるし、みんななかよくしたい。やってることもそこにいる中の人もめっちゃ好きです。これからもなかよくしたいし、大切にしたい。だから、ちょっとした気持ちで入って、嫌になったらやめるっていうのはよくないし、やりたくない。挑戦しないのもまたたくさん後悔するからいやだけど、自分なりに「打ち込む」ものを見つけることができればと思う。これから最高に「打ち込む」ものに出会うことができるだろうか。果たして、人生の糧になるものがあるのか。

たのしいってなに?しあわせってなに?とにかくたくさん考えたら、考えつくしちゃって、今年この2か月ちょっとで昨年の3倍くらい考えてる気がする。つかれたのでおやすみなさい。